フツウの生活

狭山丘陵の花、鳥、自然の写真を主に載せながら日々の暮らしの中での思いを書いています。 ハンドルネームのsage55はセージ55です。シソ科にちなんでつけました。


丘陵ではとても珍しい植物の一つで、毎年見るのを楽しみにしています。
日当たりの良い田んぼの横を流れる小川のほとりで咲いているのを初めて見た頃からもう10年近くなるかもしれません。
毎年増えもせず減りもしないで、一度は少し心配しましたが、2本ほどの株が花を咲かせます。

薄緑色の総状花序の長さはマメ科にしてはかなり長く30cm以上のものもあります。
木本植物かと思う位の高さになり、マメ科の草本植物としては大型の多年草です。
有毒で間違って食べるとクラクラするそうで、毒草ですが、薬草でもあります。

クララ
クララ(眩草、苦参)
マメ科クララ属


クララ
なかなかユニークな花を付けます
旗弁がずいぶん長いみたいです


クララだけしか食べないオオルリシジミというのがいるようですが、どちらも絶滅危惧種に指定されている所もあるようですね。


オオルリシジミは丘陵にはいませんが、すぐ近くにトラフシジミがいました。

トラフシジミ
トラフシジミは翅を開くと青い色をしていますが・・・


翅が開くかなぁ~って思ってしばらく待ってみたのですが、危険を察知したのかジーッと睨まれてしまいました。
残念でしたね~

こちらの食草はフジ、クズ、クサフジなどの花やツボミだそうです。





昨日と同じ場所なのだけれど・・・
まだ咲き始めたばかりのトラノオの仲間が原っぱ全体に生えていました。
ヌマトラノオによく似て細く短い葉っぱなのに・・・花はオカトラノオのようにきれいにカーブを描いています。
ヌマトラノオの花は上にまっすぐ伸びる円錐形の花序ですが花の数は少なめです。

これはもしかしたらオカトラノオヌマトラノオの交雑種のイヌヌマトラノオでしょうか・・・

イヌヌマトラノオ
イヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)?
サクラソウ科


イヌヌマトラノオ
オカトラノオは花がポッテリと沢山つきますが
これは少ないです


イヌヌマトラノオ
花はオカトラノオかなぁ・・・


何だかわかりにくい花ですが、明らかにオカトラノオとヌマトラノオの両方の遺伝子を半分半分もらっているという感じがします。
それにしても原っぱいっぱい広がっていましたよ。
以前から、こんなにあったのでしょうかと、ちょっと疑問に思いました。






今年もミヤコグサを探していたのだけれど見つからないなぁって思っていたのですが、昨日のウツボグサを探しに行った時・・・
ワァー!道の端っこにはミヤコグサが点々と咲いていますよ。
全国的に見たら珍しくもない花なのでしょうけれど、この黄色はとてもきれいな色で見つけると嬉しい花です。

ミヤコグサ
ミヤコグサ(都草)
マメ科ミヤコグサ属


ミヤコグサ
花柄が長いです


ミヤコグサ

三出複葉の葉のすぐ上に花が一つ二つ付きます

ミヤコグサ
細い種ができています


ミヤコグサという情緒豊かな名前が付ているので日本の固有種かと思ったら、ムギ栽培に伴って入ってきた史前帰化植物だそうです。
蔓延るわけでもなく、マメ科ですから根粒菌と共生することで窒素固定する有益な植物のようですね。
(田んぼのレンゲと同じです)




ウツボグサの時期だというので見に行こうという話も出たのだけれど、行きにくいのであきらめていました。でも別の場所に「咲いていましたよ」と情報をいただき見に行ってきました。
まぁまぁ、それは見事な群生地で、感激でした。

少し前に咲いていたオカタツナミソウの群生を上回るほどで、花も大きいので見ごたえがありました。

ウツボグサ
ウツボグサ(靫草)
シソ科ウツボグサ属


ウツボグサ
ホラかなり咲いていますよ


ウツボグサ
上から見てみました


ウツボグサ
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色もいろいろありました


花穂は夏枯草(カゴソウ)という生薬で日本でも実際に使われ、またヨーロッパでも民間薬として用いられるようです。
ハーブティーにもされるようなのできっといい匂いがしたと思います、残念、匂ってくればよかったなぁって・・・

変わった名前のウツボグサ、調べてみると「靫(ウツボ)」に似ているからだそうです。
といっても「靫」って知らないよ・・・
ウツボは武士が矢を入れた長い竹かごで外側を動物の毛皮で覆ったものです。花穂の枯れた状態がその「靫」に似ているので付いた名前のようです。

Tさん連絡ありがとうございました。




6月も半ば、いつも気にかけているオオカモメヅルが咲いていました。
初めて見た時は「珍しい花があったぁー」と思った時のことを思うと、見慣れた今は個体数の多さに驚いてしまいます。

日本の固有種、薄い毛の生えた花冠は直径4~6mm位の小さな花です。色は暗紫褐色から薄い緑に近いものまであります。
中心部の5個の暗紫褐色の副花冠、中心部はうす緑の雌しべを守るように黄色い雄しべが5つ取り巻いてます。
まるで花形のボタンが真ん中についているみたいですね。

オオカモメヅル
オオカモメヅル(大鴎蔓 )
ガガイモ科オオカモメヅル属


オオカモメヅル
えび茶色の副花冠が魅力的です


オオカモメヅル
先が尖った葉はカモメが翼を広げたようで


オオカモメヅルと名前が付いたのかしらね。
同じガガイモ科のコバノカモメヅルと比べると花は小さいけれど、葉っぱはかなり大きいと思います。

まだ咲き初めかと思っていたら、かなり多くの花が見られたのはお天気が続いているせいかもしれませんね。
梅雨に入ったというのに・・・
雨は全く降っていません。これでは畑の野菜はなかなか育ってくれません・・・





sage55

Author:sage55
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