フツウの生活

狭山丘陵の花、鳥、自然の写真を主に載せながら日々の暮らしの中での思いを書いています。 ハンドルネームのsage55はセージ55です。シソ科にちなんでつけました。


お天気はパッとしなかったのだけれど山中湖に着くと富士山が出迎えてくれました。
快晴ではなかったけれど、ほぼ全容が見えたので良かったです。
もちろん花にはつい目を向けてしまいます。

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晩夏の富士


山中湖
朝の山中湖


ハッカ2
ハッカ類にしては花が大きいと思ったらニホンハッカ(和種薄荷)


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エゾミソハギ(蝦夷禊萩)


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エゾと名前が付いていますが、日本全国にあるそうです。普通のミソハギは茎を抱かないのですが、これは抱いていたのと毛深いのでエゾミソハギとしました。
ニホンハッカやこのエゾミソハギ、ちょっと目は普通のハッカ、ミソハギですが、高い所や環境が違う場合はとりあえず別種の可能性があると疑って見たほうが良いのかもしれません。
山中湖は標高1000m、ここは湿地帯でした。

なおニホンハッカには多くの種類があるようで、大まかな区分けでニホンハッカとしました。

9月8日撮影





一昨日、昨日と山中湖に行ってきました。
もう数か月前から予約して、満を持して出かけたという気合の入れ方(ちょっとオーバーですが)。

義理の兄弟姉妹夫妻がうちを入れて4家族、8名で初めての旅行でした。
といっても、二家族でわかれて車で現地集合、我々は千葉から来る姉夫婦を大月駅でピックアップ。
目的地まで少し時間があるので大月駅からすぐの国の名勝の猿橋を訪ねてみました。
江戸時代には「日本三奇橋」の一つとしても知られ、甲州街道に架かる重要な橋で木造では唯一現存する刎橋(はねはし)です。

推古帝の頃、渡来人の志羅呼(しらこ)という土木技術者が猿が体を支え合って橋を作るのを見て作ったという伝説があるそうです。(それで猿橋なのね)
それから何度も橋は架け替えられ、江戸時代には9回も架け替えられてきたそうです。
江戸時代に現在の形の刎橋という工法で作られ、最後は昭和58年着工、59年8月完成。

刎橋(はねはし)
  両岸の岩盤に穴を開けて刎ね木を斜めに差込み、中空に突き出させる。その上に同様の刎ね木を突き出し、
  下の刎 ね木に支えさせる。支えを受けた分、上の刎ね木は下のものより少しだけ長く出す。これを何本も重ねて、
  中空に向けて遠く刎ねだしていく。これを足場に上部構造を組み上げ、板を敷いて橋にする。この手法により、
  橋脚を立てずに架橋できます。


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猿橋


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こんな風に刎ね木を重ねます
木が腐らないように瓦屋根が・・・


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猿橋の中ほどから見ると別の橋がみえます
(多分赤い橋は国道20号)


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よく見ると水道橋です・・・


左側の方に流れていきます。
興味があったので調べてみると、この水路橋は上流の駒橋発電所で使った水を八ツ沢発電所へ流すための橋で、明治45年に造られました。国の重要文化財だそうです。

ここでハッと思いだしたのは中央高速の下りを走っていると上野原を過ぎたあたりで、小学校で習った通りの水路式発電所が見えてきます。あれの水はどこから来るんだろうと、ずーっと疑問だったものが、パチッと繋がったような気がしました。
多分、この水路橋の水が流れて行っていたのですね。

明治時代には東京に電気を送っていたのですから、そしていまだに現役だという事ですから明治の昔から日本の技術力はすごいものです。
このような自然を利用して作る優しい電気、この水路橋は明治のころから電気を作る水を運んでくれていたのですね。
まさに文明開化の頃です・・・

9月8日撮影







坪庭で見つかるはずのもう一つの花はほとんど終わっていて、もう見つからないわと・・・が、思いは通じるのか別のルートを歩き始める前に赤いちょっとした塊を見つけました。

といっても最初はとても花に見えませんでした。
一体どうなっているんだろう?
よくよくみたらごちゃごちゃした丸いものの中に花らしきものがありました。
ツンツンした糸状のものは花糸でしょうか。

s-IMG_9107ガンコウラン
ガンコウラン(岩高蘭)
ツツジ科ガンコウラン属


少し拡大してみました。花が二つ開いています。
掃除をしていた小父さんに「もう花は終わったよ」って言われるくらい開花の時期は早いようです。
他の植物に混ざっていてわかりにくく見つけるのはむずかしいとのこと。
「雄花の花弁の長さは約2.5mm、花糸の長さ約7.5mm、雌花の花弁の長さは約2mmになる」
と書かれていたので雄花と雌花があったんですね・・・
残念ながら、今回はそこまで気が付きませんでした。

s-IMG_9106ガンコウラン3
下の二つが開花しています


この実は多分コケモモだと思います。ここら辺りは雪もずいぶん積もったと思いますが、元気で残っていたのですね。

s-IMG_9088コケモモ実
コケモモの実


そうそう、こんな地表を這う杉のようなものも見つけました。
調べてみたらヒカゲノカズラのようで私自身はとても興味深かったのですが、北海道~九州の日当りのよい山麓に生えるということでそんなに珍しいものでもないようです。
一見して杉の幼木や苔のように見えますが、実際はシダの仲間だそうです。

s-IMG_9064ヒカゲカズラ2
ヒカゲノカズラ(日陰鬘、日陰蔓)
ヒカゲノカズラ属


s-IMG_9064ヒカゲカズラ
小さな幼生も見えています


常緑で刈り取っても長いことその緑を保つことから聖気があり霊力を持つものとして古代から神事等に使われたそうです。

ロープーウェイから八ヶ岳連峰を見ている所です。
左から赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠岳と続いています。

s-IMG_9111.jpg


午後からは天気が崩れるようで少し雲が出てきました。

5月31日撮影

6月に入ってすぐ関東地方は梅雨に入ってしまったので、タイミング的にはいい時に行けたなと思っています。
う~ん、日ごろの行いが良かったせいかな?←ウソです。




のんびり朝の散歩から帰ってきて美味しい朝食をいただき、会計を待っている時も珈琲が出てくるサービスのいいホテルを出た時はもう10時前でした。
車で15分くらい走ったらすぐ北八ヶ岳ロープウェイ、乗り場はそんなに混んでもいなくて、すぐ乗れました。
ロープウェイは100人乗りで山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(同2,237m)までの高低差466mを約7分で登れます。
これから山に登るのでしょう、山ガールや山男が次々と乗ってきます。
お天気もまずまずで青空と樅の木が迎えてくれました。

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多分樅の木


ロープウェイを降りるとすぐ散策路があり、坪庭へといざなわれます。
一緒に乗った山登りの人たちはのんびり歩いている私たちを追い抜いて、それぞれの好みのトレッキングコースに向かっています。
相変わらずの花撮りが目的の私たち、花を探すのだけれどなかなか見つかりません。
そこへ、昔ながらの背負子を背負った担ぎ屋さんが降りてこられてしばし立ち話。「花はまだまだだなぁ~」
って言われながらも探すこと10分、咲いていました。

これはミネズオウ、ツツジ科の常緑小低木、北海道と関東以北の本州の亜高山帯~高山帯の日当たりの良い岩場に生えるそうです。5mm位の小さな花です。

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ミネズオウ(峰蘇芳)
ツツジ科ミネズオウ属


s-IMG_9078ミネズオウ
雄しべの葯の赤いのを探して撮りました


次に出会ったのがコメバツガザクラ、可愛いつぼ型の花です。
コケモモに似ていますが花冠の先が細くなるのが特徴です。北海道、本州中部以北の高山の砂礫地、岩礫地、国外では千島、カムチャツカにも分布しているそうです。

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コメバツガザクラ(米葉栂桜)
別名:ハマザクラ
ツツジ科コメバツガザクラ属


s-IMG_9093コメバツガザクラ
小さくてこれも5mm位の花です


坪庭は岩礫地に作られた遊歩道が続いていて一時間ほどで元のロープーウェイの駅にもどれるのですが、小さな花を撮っているのは私ぐらいです。
ついに次の便に乗っていた人たちにも追い抜かれてしまいました。

頂上付近では箒を持って掃除をしている人がいて「今咲いている花は3つだけですよ。そのうちの一つはガンコウランと言って赤い花が咲くのだけれど、もうほとんど終わりましたよ」と教えてもらいました。
今二つ見つけたので、もう終わりなんですね・・・とガッカリでした。
花の時期は難しいですね・・・
また次回来た時にね、と思いましたがいつになることやら。

5月31日撮影

あと一日この続きがあります。





入笠山から蓼科に行くには車で小一時間ほど、八ヶ岳連峰を横切っていきます。ちょうど入笠山から見て目の前に見えていた八ヶ岳連峰の北側にあたります。
泊まったホテルはビーナスラインを少し入った所にありました。

小津安二郎監督の愛した「小津の散歩道」を教えてもらい歩いていくと雑木林の手前には白いズミの花が満開で、川にかかる丸太橋を渡った先にはヒトリシズカが咲いていました。
うちの方では奥多摩まで行かないと見られないラショウモンカズラも道のほとりに咲いていて、ちょっと感動です。
散歩道の登り切った所にあった一本桜から見た蓼科山です。

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諏訪富士と言われる標高2,531mの火山


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雪解け水が凄い勢いで流れています


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ヒトリシズカ(一人静)
センリョウ科 チャラン属


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ラショウモンカズラ(羅生門蔓)
シソ科 ラショウモンカズラ属


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名前の由来はこの花を平安時代に活躍した武将の渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門で切り落とした鬼女の腕に見立てたものだそうです。そう言われるとなんとなくそんな感じもしますか?
ちょっと怖い名前ですが、写真からそんなイメージが伝わるでしょうか・・・

少し歩いただけですが、いろんな植物と景色を楽しんできました。
もちろん温泉も良かったですよ~

5月下旬撮影

明日は北八ヶ岳ロープーウェイに乗ってピラタス、坪庭を少し歩いてきましたのでその写真を。





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Author:sage55
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