11.15
Sat
晩秋の最後を飾るのは何と言ってもリンドウの花です。
リンドウも場所によってずいぶん時期がずれるので気を付けていないと見損ねることもあります。
早いものは10月の半ばには咲いていましたから、今日撮ったものは最後に近いかもしれませんね。
昨年と同じ場所で待っていてくれました。
この辺りのリンドウは斜面に垂れさがるように咲くものが多いです
リンドウ科の植物は世界各国に分布していて薬草として昔から重用されています。
生薬名は竜胆(りゅうたん)、センブリ(リンドウ科)と同様、苦味の強い薬で健胃剤として使われています。
常備薬の胃薬にはリンドウ科の生薬が入っていることがあります。
センブリ末やゲンチアナエキスなどがそうですね。
家の中にある胃薬も調べてみましたが正露丸、パンシロン、熊の胆などにもセンブリは入っています。
野生のリンドウをこの関東郊外のこの地で見られるとは思っていなかったので嬉しいですね。
首都東京には自然がたくさん残されていて、それを愛でることができる喜びは何物にも代えがたいです。
晩秋の小春日和の中、気持ちよく歩いてきました。
11月15日撮影