フツウの生活

狭山丘陵の花、鳥、自然の写真を主に載せながら日々の暮らしの中での思いを書いています。 ハンドルネームのsage55はセージ55です。シソ科にちなんでつけました。


この日はお天気もほどほどによく歩いて湖のほとりにやってきました。
ここは人造湖で周りはフェンスで囲まれていますが、眺めの良い場所で散歩をする人やジョギング、サイクリングをする人たちが行きかう場所です。

そんな環境にもかかわらず、堤防の斜面はアッと驚くほどのスミレ(マンジュリカ)が群生していて、原っぱには数えきれないほどの濃い紫色の花が広がっていました。

スミレ
フェンスが邪魔をしていますが・・・
土手は300mも続いているのでこれはほんの一部です


スミレ
上から見るとこんなに♪


スミレ
そろそろシーズンも終わり、きれいな個体を見つけるのが大変!


スミレ
スミレ(菫) 別名:マンジュリカ
学名:Viola mandshurica
スミレ科スミレ属


ここは東京都の水源地として作られた人造湖で地元の人たちは貯水池と呼んでいます。
多摩湖(村山貯水池)を造るために7つの集落の161戸の家々と、3つの寺院、3つの神社が移転を余儀なくされたそうです。
そしていつも歩く丘陵は多摩湖と狭山湖を中心にぐるっと取り囲むように広がっています。
美しい眺めにはそんな歴史も含まれていたのですね。


まだだろうと、油断をしてはいけません・・・もうキンランが咲き始めていました。
まだ花が顔を出したばかりですが、もうすぐ咲いてしまいそうです。
もちろん、これが一番花だと思いますが、どうでしょうか・・・

今年もキンランが咲いて、その花を満喫できる春、幸せな季節を思う存分楽しんできました。

キンラン
キンラン(金蘭)
ラン科 キンラン属


と思っていたら、別の場所で・・・あらら、なんとギンランも咲いているではないですか。

ギンラン
ギンラン(銀蘭)
ラン科 キンラン属


ギンラン
もう数株見かけました


昨年は、4月23日に満開の株を見つけていましたから、決して早いわけではなく、むしろ遅いぐらいだったのですね・・・
危うく不覚をとるところでした。
とはいえ、まだ咲き初めなので、来週末ぐらいでも間に合いそうです。
相変わらず盗掘の危険性にさらされながらも、毎年咲いて幸せをくれるキンラン、ギンラン。

地中で特殊な菌類との共生関係を保ちながら育つため他の所に持って行っても枯れてしまいます。
大事に見守って来年も楽しみたいです。


フデリンドウの情報をいただいて見に行ってきました。
ちょうど、見ごろだと思ったのですが、この後はもっとすごいと聞きました・・・
いったいどんな風になるのでしょう、ぜひもう一度見に行きたいです。

丘陵の所々で見られる小さな星型の春咲きリンドウは、この丘陵を愛する人たちの人気者です。

フデリンドウ
フデリンドウ(筆竜胆 )
リンドウ科リンドウ属


フデリンドウ
枯れ葉の間から伸びてきます
横の茶色の丸いものはとちの実?


フデリンドウ
真上からも撮ってみました
大きくなります↑click here


フデリンドウ
落ち葉の間から顔を出します


フワフワの落ち葉のベッドから顔を出す小さな春の使者は多ければ多いほど、幸せな気持ちも多くなるような気がします。
見に来る人たちもきっとそんな気持ちを求めてやってくるのでしょうね。
ゆっくり見て写真を撮って後から来る人たちも楽しめるように、ソーッと踏まないように歩いてきました・・・




昨日のヒメウズを見つける前、一生懸命撮っていたヒメスミレ、歩道のすぐ横の植え込みには列をなして咲いていました。
ここは車道のすぐ横の歩道なので歩く人も多いし、自転車だって通ります。
そんな過酷な環境の中で、咲くお姫様のスミレ。
小さいという意味でヒメなのでしょうけれど、本当のお姫様は強くなくては生き残れなかったという意味に解釈するのも楽しいですね(^^)/

ヒメスミレ
ヒメスミレ(姫菫)
スミレ科 スミレ属


ヒメスミレ
苔やミチタネツケバナの中で頑張っています


ヒメスミレ
タンポポやオランダミミナグサに囲まれて
やはりスミレの中のお姫様です


丘陵ではごく普通にどこでも見られるのですが、先ほど言ったように芝生で皆に踏まれそうなところや踏み石の端に咲いていたりして過酷な場所に咲いているような気がします。
まぁ、スミレ全体にそんなところに生えていることが多いのかもしれないですね。
いっぱい咲くタチツボスミレだって周遊路の端っこや林道のほとりに咲いていて踏まれても元気で立ち上がります。
(実際はほとんどの人が避けて歩いていますが)
スミレが愛されるのも分かるような気がしますね。


気になっている花の情報をいただいたので、明日の天気も怪しいしということもあって大慌てで出かけてきましたが・・・
そこはいつもの通り、ただまっすぐ歩くのではなくあっちを見たりこっちを見たりして歩いていきます。でも、目新しいものがあるわけでもないのが普通です。

ところが、犬も歩けば棒に当たると言いますが、年に何回かは目新しい植物が見つかります。
昨年はムシクサ、その前の年はハタザオとか・・・
ジガバチソウなんか見つけた時は感激しましたが・・・・

なんと今日はヒメウズが咲いていました。
そういえば、以前一度だけ広島で見たヒメウズはちょうど今頃咲いていたっけ。

ヒメウズ
ヒメウズ(姫烏頭)
キンポウゲ科ヒメウズ属(オダマキ属)


ヒメウズ
花は4mmくらい


ヒメウズ
白いものが多いのですが薄桃色のもあります


ヒメウズ
オダマキの花や葉や実と似ていますね


近くの玉川上水や所沢などでも確認されているようですので、他の地区ではそう珍しいものでは無いようですが、ここでは初めてではないかと思います。ちょっと興奮気味(笑)ですね。

でも絶滅危惧種という事も無いので案外その辺の雑草として扱われているかもしれない・・・・
そんなところに咲いていたのでビックリです。


エンゴサクの仲間のジロボウエンゴサク。
スミレが「タロボウ」、こちらが「ジロボウ」と昔はそう呼んだそうです。両方の花首をひっ掛けて引っ張り、花相撲?をとったそうです。
昔の遊びはのどかですね。

あっち向きこっち向きして咲く花なのですが、ちょうど同じ向きに咲いていて、まるでメダカが泳いでいるように見えるのがありました。なんか動物的な感じのする花ですね。

ジロボウ
全体が桃色のもの


ジロボウ
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)
ケシ科 キケマン属


ジロボウ
薄赤紫の個体
托葉がしずくのよう


ジロボウ
青みがかったものは終わりかけているからかな


あっと言う間に春も半ば、ジロボウエンゴサクももう終盤戦になってきました。
場所によってはまだこれからの所もありそうですが、見て回ったところでは最盛期か終わりかけ・・・
春は一気に駆け足になったようです。



別のフィールドにマキノスミレを見に行ってきました。
不思議なことにいつもの丘陵から距離にして5キロメートル位離れているだけですが、こちらに来ないと見られません。
牧野先生が名づけられたというマキノスミレはシハイスミレの変種で東日本に多く分布しています。
花径が1.5cmで高さが5~8cmほどの小さな花ですが、色も形も端正なスミレだと思います。

マキノスミレ
マキノスミレ(牧野菫)
スミレ科スミレ属


マキノスミレ
シハイスミレは葉が水平になるのですが
マキノスミレは葉が立ち上がります


マキノスミレ
落ち葉から顔を出しています


マキノスミレ
ヒメミヤマスミレと一緒に


狭山丘陵でよく見かけるフモトスミレ(←click here)にこのヒメミヤマスミレは似ていますが、フモトスミレは葉が小さく地面に平行になり、花茎も短いのに対してヒメミヤマスミレは花茎も長く葉も立ち上がります。

このところふわーっとした日が続いて、歩いていても少し汗ばむようです。
ついこの間までストーブが無くては過ごせなかったのですが、もう必要が無いようです。いい季節になりましたね。

sage55

Author:sage55
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