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フツウの生活

狭山丘陵の花、鳥、自然の写真を主に載せながら日々の暮らしの中での思いを書いています。 ハンドルネームのsage55はセージ55です。シソ科にちなんでつけました。


もうそろそろ咲いているのではないかとウメガサソウを見てきました。
少し早かったものの咲いているものもあり、今年はこれでいいことにしようかと・・・
機会があれば別の場所にも見に行ってみたいと思っています。

小さな5~7cmほどの高さですが、これでも木本です。
花の形が梅に似て花が下向きに咲く形が笠に似ているからという事で付いた名前のようです。

ウメガサソウ
ウメガサソウ(梅笠草)
ツツジ科ウメガサソウ属


ウメガサソウ
まだ咲き始めでした


ウメガサソウ
ボケてしまいましたが、花の作りが分かりやすいので載せました
葉は2、3枚輪生、各段に白い鱗片葉が互生してつきます


毎年咲く場所が分かっているのですが、行ってみたら消えていたという事もあります。
これは他の植物にも言えることなのですが楽しみにして見に行っても無かったりするとがっかりしてしまいます。
でも、新しい場所で見つけたりするとそれはそれはとても嬉しいものですね。

東京都では絶滅、埼玉県では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。

明日のブログはお休みです。





久しぶりにナワシロイチゴを撮りました。
毎年、見逃したり、草刈りで刈られたりして撮りそこなっていました。
今年のナワシロイチゴは昨日のトウゴクシソバタツナミが咲いている近くのフィールドで見ました。
ここは面白いところで、300mほどの間に好きな花がコンパクトにまとまって楽しめます。

ナワシロイチゴの花の構造はとても興味深くしばし眺めてしまいました。
ツボミと少し開花中、開花したもの、花弁が落ちたものと4種類揃っているのを偶然ですが撮っていました。

ナワシロイチゴ
ナワシロイチゴ(苗代苺)
バラ科キイチゴ属


ナワシロイチゴ
上にツンツンと飛び出しているピンクの雌しべ
この一つ一つが実になります


花弁がシベに沿って立つように付いていますが、雄しべはどこにあるのでしょうか。
花弁と花弁の間に見えている線が雄しべの花糸のようです。ここから昆虫は入っていくようで、なかなか凝った受粉のやり方ですね。
受粉した後は蕚は閉じて他の虫に邪魔されないようにガードする念の入れようです。

ナワシロイチゴ
反り返った光る蕚、ボタン色の花弁、花糸、雌しべとビジュアル的にも美しい花ですね


この花は街中でも見かける植物でビルの隙間とか道路際とかに咲いていますから、珍しい植物ではありません。
実も美しく味もいいそうですが、まだ試したことはありません。








昨日のトウゴクシソバタツナミと同じところに咲いているはずのサワハコベを探してみました。
トウゴクシソバタツナミソウも少なくなっていましたが、サワハコベも確認したのは5株ほどです。
もう少し時間をかければまだ見つかったかもしれませんが、イノシシの痕跡を見た後だったので、さっさと帰ろうと思いました。

でも今年も無事見ることが出来たのは良かったです。

サワハコベ
サワハコベ(沢繁縷)
ナデシコ科ハコベ属


サワハコベ
雄しべ10本、雌しべは3つに分かれていますがずいぶん長いですね


サワハコベ
つるが伸びて30cmほどになることもあるそうです
ハート型の葉っぱが可愛いですね


ハコベにもいろいろ種類があってミドリハコベやウシハコベ、ミヤマハコベと見てきましたが、サワハコベは3本の雌しべの柱頭が雄しべと同じくらい長いのにビックリです。
本州〜九州の山地の谷沿いの湿地に生えます。

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この日は雨が降ったあとで足元が悪くおっかなびっくりだったのですが、イノシシの痕跡を見てからはかなり気が焦って写真を撮り終えたら即、帰ってきました。
この近くの幹線道路を歩いていると、たまに自宅の近所の方がジョギングされているのに出会うのですが、やはり普通のコースでカモシカやシカ、イノシシを見かけたそうです。(どんなに田舎かって!)

実際、この近くの住宅の畑にはイノシシ除けの電線が張られてましたから・・・








トウゴクシソバタツナミを見に行こうと昨日は別のフィールドに出かけてきました。
昨年教えて頂いた川沿いの場所に向かって歩き始めると、驚いたことに普通に林の中にも咲いているではないですか。
エーッ、こんな所にも咲いているんだとビックリです。
花の模様も丘陵で見かける他のタツナミソウ属とは違って唇弁を藤色の線が縁取っています。

トウゴクシソバタツナミソウ
トウゴクシソバタツナミ(東国紫蘇葉立浪)
シソ科タツナミソウ属


トウゴクシソバタツナミソウ
葉脇から新しい花序が出ていますが
他のタツナミソウは出ないかな


と思って、調べてみたのですが、この件についての記述は見つかりませんでした。

トウゴクシソバタツナミソウ
茎には開出毛があり、これで同定するようです


トウゴクシソバタツナミソウを改めてネットで調べてみると、この辺りでは高尾山、奥多摩などでも見られるようですね。
これで今年のタツナミソウの仲間は4種類、昨年と一緒です。
無事に咲いていたのは嬉しいのですが、昨年と比べると少し減っているようです。

この辺りも最近はカモシカやシカ、イノシシなどが出没するようで、シカは住み着いているようです。
少し前にたまたまお会いした方と植物の絶滅危惧種のことをお話ししていたら、ここでは植物の保護はしません、そのまま経過を観察し記録するだけですと言われました。
今、山の方に行くとシカの食害が問題になって貴重な植物が消えています。
今回も猪が荒らしたと思われる場所に遭遇しました。
来年からは熊が出たら困るので行くのを止めようかなと思っています・・・








地味な花のせいか、それともどこにでもあるせいか、あまり撮っていない花です。
どれが花かわからないほど花らしくない花ですね。
フタリシズカは花穂が普通二本(中には3本、4本もあります)で白いかたまりのように見えるものが花で、雄しべの白く丸まった花糸が中にある雌しべを包み込んでいます。

フタリシズカ
フタリシズカ(二人静)
センリョウ科チャラン属


フタリシズカ
白い花糸の中に葯があり花粉を出します


フタリシズカ
手前のものはもう実になりかけています・5/22撮影


名前の由来は、2本の花穂を、能楽「二人静」の静御前とその亡霊の舞姿にたとえたものだそうです。

お能を初めて見たのは子供のころでした。
母の従妹がお嫁に行く時に式のあとで能を舞っているのを見て、世の中にはこういうものもあるのだと・・・
よほど印象深かったのでしょうか、今でも覚えています。

そういえばと調べてみるうちに、故郷の福山には「喜多流大島能楽堂」(←click here)というのが、高校の通学路にあったのを思い出しました。

福山は城下町で江戸時代からお稽古ごとの盛んな地域だったせいもあるのでしょう。
昔はお能を舞うとか謡曲を習うというのが一つのステータスだった時代もあるのですね。
もちろん私は習っていませんけれど・・・(^-^;





週半ばに雨も降ったし、そろそろかなと思って出かけてみました。
丘陵の少し暗いところに咲くエンシュウムヨウランが見ごろになっていました。
ランとしては小さめですし地味なランで、ちょっと目は枯れ木のように見えるので探すのが難しいですね。

エンシュウムヨウラン
エンシュウムヨウラン(遠州無葉蘭)
ラン科ムヨウラン属


エンシュウムヨウラン
副萼の下が膨らみます


エンシュウムヨウラン
光が当たると側弁と蕚は黄金色に


エンシュウムヨウラン
唇弁はほのかに赤みがあります


ムヨウランの仲間は名前の通り葉が無く、菌根菌の助けで寄生することで有機物を利用して生きる菌従属栄養植物で、腐生ランともいわれます。
他の場所に移植しても枯れてしまいます。
大事に見守っていきたい植物の一つです。

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急に暑くなりましたね。
身体がついていかず、時々身体から力が抜けるような気がします。
温度差アレルギーが出ているようで目や皮膚が痒かったりクシャミが出たりします。
若い頃は原因がよく分からなかったりして何だろうと思っていたのですが・・・
とはいえ、薬も対処療法ぐらいですので、まめに着るもので調整するのが一番いいようです。





赤い紅葉の実が緑の葉と共に青空に映えてとてもきれいに見え、つい撮ってしまいました。
上向きに実が付くのはイロハモミジらしいので、これはイロハモミジなのかもしれません。

モミジのなかでも見分けにくい、ヤマモミジ、イロハモミジ、オオモミジがあって、見分け方というのがネットにも載っていて
実が上向きに付くのはイロハモミジのようです。

s-IMG_0633.jpg
本当にこんな赤色でした


s-IMG_0632.jpg
多分今頃は違う色になっているでしょう
本当に一期一会なんですね


すぐそばを飛び回っていたアカボシゴマダラです。

s-IMG_0635_20190521213041919.jpg
陰に隠れていてまるで忍者のよう・・・


放蝶により各地に広がり、在来種のゴマダラチョウとの競合が懸念されているようです。

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初夏の清々しさを超えてすっかり暑くなってきましたね。
ついこの間まで夜も冬の布団でしたが、もう薄手のものに変えて十日ほどたちます。
梅雨に入るまであと何日でしょうか・・・








このオカタツナミソウの群生地は初めて見たのですが、あまりの多さに圧倒されました。
立浪の言葉のごとく波頭が立って次々と押し寄せてくるイメージでしょうか。
どの花もみな同じ方向に花が向くのが特徴です。

コバノタツナミ、タツナミソウと続いてタツナミソウ属は第三弾目ですね。

オカタツナミソウ
オカタツナミソウ(丘立波草)
シソ科


オカタツナミソウ
18日に撮影したものはまだ花だけ


オカタツナミソウ
22日には下の方は実になっていました


撮影場所は違いますが、あっという間に花の季節は終わってしまいそうですね。
急に暑くなってきたせいもあるかもしれませんね。
タツナミソウは朝鮮半島、台湾、中国、ベトナムなどに分布しますが、オカタツナミソウは日本の固有種です。

でも、まだ外は5月の五月晴れ、梅雨入りまでの時間を楽しみましょう。








探したい花があって久しぶりに歩く道ではコアジサイがいっぱい咲いています。
でも、遠目にはきれいに見えた花も昨日の雨で残っているのは蕊だけの花序でした(+_+)

11時50分になると武蔵村山市の予鈴が鳴ります。
もうそろそろ帰ろうかなと思っていたら黄色い花が咲いていました。
ニガナより大きな花で花径は2cm、舌状花も10枚ありますから、これはハナニガナのようですね。
高さもニガナより少し高く70cmくらいあり、葉は広く茎を抱きますが基部の葉は茎を抱いていません。

ハナニガナ
ハナニガナ(花苦菜)
キク科ニガナ属


ハナニガナ
やはり舌状花5つのニガナより


ハナニガナ
10枚のハナニガナの方が華やかです


ハナニガナ
柱頭が開き花粉も出て冠毛もきれいですね


キク科の花の一番きれいな時でしょうか、黄色い花粉も出始めていました。
丘陵では初めて見たと思いますが、以前からあったのでしょう・・・

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昨日は雨の中近くに用事があったので車で出かけました。
最近はあまり運転していないし痛ましい事故のことを考えると若干気が重いのですが、半端ない大雨だったので「安全運転・安全運転」と言い聞かせながらゆっくりと法定速度で運転しました。
帰りはもうすっかり上がっていたのでホッとしました。
車はピカピカに洗車されていましたの、雨の勢いがすごかったということですね・・・







この原っぱはわりとよく草刈りが行われるところですが、この日は歩きにくいほどの草むらになっていました。
そのせいか昆虫たちがあちこちで飛び回っています。
可愛い?ヒゲナガやハラビロトンボもいます。
なんか黄色と黒の翅をもつ蛾も飛んでいますよ。飛んでいるのを撮れるほどのカメラではない(腕ではない?)ので止まった所を撮ろうと思うのですが、なかなか難しいです・・・
止まると黄色い翅の方は隠れてしまいますが、鼻先が尖っていて、まるで昔のステルス型の戦闘機のような形をしています。

タイワンキシタアツバ
タイワンキシタアツバ
チョウ目 ヤガ科


タイワンキシタアツバ
おしりをのぞかせています


タイワンキシタアツバ
やっと少し見えますが、ボケています


戦闘機のような形ですが、ヒラヒラというかアタフタというかそんな飛び方をします。
この蛾を台湾で最初に見つけた研究者が後翅の黄色をみてタイワンキシタアツバと名付けられたようです。
珍しいと思いましたが、普通に見られるようで本州、伊豆諸島、四国、九州、対馬、種子島、中国、朝鮮、台湾、インドが生育地域です。

昨日は未明からの雨が絶え間なく、そして時折強く窓ガラスをたたくように降り続きました。
うちの畑や丘陵の田んぼもずっと乾燥気味だったのが一息つけるようですが、あちこちでまた被害が出ないかと気になります。







あっという間に初夏の花も咲き始めました。
子供のころ近くの河原に咲いていたせいかノイバラは大好きな花の一つです。
ちょうど見ごろのノイバラを見つけることが出来ました。
原っぱの片隅に咲くノイバラは白くてまるで大きなブッシュのように見えます。
白いものが普通ですが、たまに薄いピンクがかったものもあります。

ノイバラ
ノイバラ(野茨)
別名:ノバラ
バラ科


ノイバラ
水辺の近くには濃淡のピンクも咲いています


ノイバラ
本当にかわいいピンク


これは水につかるように咲いていたノイバラですが、色の濃さが普通ではないくらいのピンクでした。
水辺に咲く草花は時折思いがけないものを見せてくれます。
おそらく水質などその時々の環境の違いなどにも影響されるのでしょうね。

そういえばここの近くで見るハルジオンはきれいなピンクが多いですね。
空気がきれいな所ではピンクが強まるというのを聞いたことがありますが、本当でしょうか・・・







キンポウゲ科の中でもハンショウヅルの葉っぱは三出複葉で鋸歯のある特徴的な形をしています。
葉はよく見かけるのですが、丘陵で花が見られるところは一ヶ所だけです。
そこも数年前、雑木を剪定した際に一緒に絡まっていた蔓も一緒に刈りこまれて花は消えてしまいました。嬉しいことに今年は花も復活したようです。
木ににつかまって這い上がり花も咲かせるのは、昆虫たちが下から入って受粉を手伝ってもらうためなのでしょうか。
紅紫色の鐘形の花は半鐘に似ているので付いた名前です。

ハンショウヅル
ハンショウヅル(半鐘蔓)
学名: Clematis japonica
キンポウゲ科センニンソウ属


ハンショウヅル
日当たりがいいと花もよく開きます


ハンショウヅル
ツボミも沢山付いています


クレマチスの仲間なので花びらのように見えるのは蕚片で艶があり、先の方には細かい毛があります。
野生の花なのにちょっと高貴な雰囲気を出しているのは色のせいか形のせいかよく分かりませんが、惹かれるものがあります。
これは別の場所で撮ったハンショウヅルです。

今日の天気予報はあまり良くなかったので出かけないで家に居たら、何となく片づけを始めてしまい、朝から今までかかり、やっとPCに向かっています。
長年住んでいると、家ってものが増えすぎて困りますね・・・






コゴメウツギは毎年撮り損ねる花の一つです。
もう少し後でと思うのがいけません、2、3日後に見に行ければいいのですが、そううまくいかないことが多々あります。
今年も危うかったのですが何とかなったでしょうか。

花弁は5枚、蕚片が5つです。同じように白いのですが、長い方が花弁、短い方が蕚片です。
雄しべは10本で中心部の雌しべに向かっているように見えますね。
バラ科の中でも一番小さい花かも・・・

コゴメウツギ
コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属


コゴメウツギ
枝から互生して側枝が伸び


コゴメウツギ
葉の付け根から花序が出ます


ほとんど終わりかけだったのできれいな花を探すのが大変でした。
3~5mmほどの小さな花は米の砕けた小米にちなんでつけられた名前のようです。

すっかり初夏らしくなって日の当たる場所では汗ばむようですが、雑木林の中を歩いていると風はまだ爽やかです。
緑の中の小道を歩いていくと、先日載せたマルバウツギやこのコゴメウツギの白い花が花束のように迎えてくれます。
いい季節になりましたね。








今年も昨年とほぼ同じ時期にジャケツイバラを見に行ってきました。
華やかな黄色い花は新緑から濃い緑色になった森の中でも一番と映えていました。

つる性の落葉低木なのですが、蔓がもつれ合っているのがヘビ同士が絡みあっているように見えるからだそうです。
つる性というとフジ蔓を思い出しますが、あれも相当絡み合っていますから、そんな感じなのでしょうか。

ジャケツイバラ
ジャケツイバラ(蛇結茨)
マメ科ジャケツイバラ亜科


ジャケツイバラ
葉っぱは二回偶数羽状複葉、丸い葉っぱが並んでいます
花径2.5~3cm、5枚の花弁の4枚は大きく上1枚は小さくて赤い筋があります



ジャケツイバラ
年々豪華になってきます


click↓ here
ジャケツイバラ
昨年の茶色の莢が残っています


フジの花が咲いた後は同じくマメ科のジャケツイバラとハリエンジュの花が続けて咲きます。
そういえば同じマメ科のサイカチ(←click here)の花は咲いているのでしょうか、確認に行こうと思っているのに毎年すっかり忘れて見損ねてしまいます。
サイカチは花よりトゲや莢豆の方が魅力的かもしれません。







ホウチャクソウは4月の終わりごろに咲いていたと思うのですが、ヤブデマリを撮影した時はまだまだ元気そうにしていました。
丘陵では珍しくない花なので、つい花の多い時期にはスルーしてしまうのですが、あまりにも生き生きしていたのでつい撮ってしまいました。
でも、オフホワイトから黄色そして緑に続くグラデーションのきれいな花です。
ホウチャクソウのホウチャクは宝鐸(ほうたく)といって仏堂や塔の四方の軒に吊り下げられた風鈴のようなものに形が似ているので付いた名前のようです、言われてみるとそんな風に見えますね。

ホウチャクソウ
ホウチャクソウ(宝鐸草)
イヌサフラン科チゴユリ属


ホウチャクソウ
ここのはみな大株ばかりです


ホウチャクソウ
草丈も50cmほどありがっちりした印象です


ここは川沿いで暗くて湿気が多いところです。

ホウチャクソウ
2倍体のホウチャクソウ


ホウチャクソウは2倍体と3倍体があり、2倍体は花柱が花冠の外に突きだし、3倍体は花のなかに入っていて隠れて見えません。
また3倍体は大きな株にだけ花を付け暗いところを好みます。
ここの花は3倍体のようですが、3倍体の場合は結実しないということなので、どうやって増えているのでしょう。
地下茎が伸びて繁殖しているのでしょうか・・・






昨日のツクバネウツギより少し遅れて咲くマルバウツギがちょうど盛りでした。
いつもの年なら日差しが強くて汗ばむくらいですが、今日は気持ちのいい日で、そんなに汗をかくほどのこともありませんでした。
昨年は5月の12日に撮っていますから、ほぼ同時期で木本の花は割と正確に季節を刻んでいるような気がします。

マルバウツギ
マルバウツギ(丸葉空木)
アジサイ科 ウツギ属


マルバウツギ
少し暗く水の近くが好みなのかな


マルバウツギ
白い花弁とオレンジの花芯や雄しべが美しく
まん丸の蕾が愛らしいです


マルバウツギは初めて見たのは奥多摩のあまり知られていない滝のある某所で、山にはこんなかわいい花が咲くんだと・・・感動したのを覚えています。

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家庭菜園の苺がやっと採れ始めました。
いつもの年なら4月の終わりに始まり、5月の半ば過ぎには終わってしまうのですが、今年は半月遅れです。
他の野菜も成績がイマイチなのは不順だった天候のせいかもしれません。
それを思うと、農家の人たちは本当に上手に作られるものだと感心してしまいます。
日本の農業がいつまでも繁栄してほしいと心から思います。







ツクバネウツギはもう終わりましたよ・・・と、丘陵のものは終わっていました。

少し遅れて咲く別のフィールドに行ってみました。
ここだと多摩丘陵、狭山丘陵に続いて1~1.5週間ぐらいの差で咲いてくれるので見落としても大丈夫、まだ間に合いました。

ツクバネウツギ
ツクバネウツギ(衝羽根空木)
スイカズラ科ツクバネウツギ属


ツクバネウツギ
花の後ろに見える蕚がツクバネ(子供の遊びのはねつきの羽根)に似ています


ツクバネウツギ
普通は二つずつ花が付いています


少し薄暗いところが好みのようで、長もちもするのでしょう、撮りにくいところに咲くので難しかったです。
しばらく載せていなかったので、撮ることが出来てラッキーでした。
ウツギの仲間もそろそろ開花時期に入りましたね。
マルバウツギとヒメウツギ、ウツギなどが待っています。
遅れないように撮りに行かなくちゃ。






今年は丘陵でも木が成長して大きくなったせいなのでしょうか、花付きのよいヤブデマリを何本も見ることが出来ました。
花が咲かないと気が付かないものでこんな所にもあったんだと、自分ながらあきれてしまいました。

残念ながら、もう旬は超えていたようなので、別のフィールドに行ったら、ちょうどいい咲き具合でした。
ここも以前に比べるとずいぶん木も大きくなり本数も増えたようです。

散房花序の大きさは10cmくらいで中心部には紫陽花のような両性花、そのまわりを直径3~4cmのまっ白な装飾花がとり囲んでいます。装飾花の裂片は1個だけ小さいのが特徴です。

ヤブデマリ
ヤブデマリ(藪手毬)
スイカズラ科ガマズミ属


ヤブデマリ
長い枝から側枝が出て葉が2枚と花序が1つ付きます


ヤブデマリ
枝は10以上の花序が付き花の重さのせいか垂れ下がっています



ヤブデマリ
この木も大きくなりました・・・


初めてこのヤブデマリを見た時、あまりにも感激して、思わず脇に車を止めて写真を撮ったのを思い出します。
もちろん家に帰ってすぐこの木は何という名前だろうと調べました。
あの頃から比べるとこの道沿いのヤブデマリもかなり数が増えています。
多分幼木が大きくなって、花を付けられるほどになったという事なのでしょうね。

花や木を定期的に観測していると、その変化に気が付くことが多いです。
無くなってしまうと残念ですが、こうやって成長し増えていくものもあるのは嬉しいことです。
長期に見守ることも大事だと思います。





「あっ、赤い小さなイトトンボがいる!」という仲間の声が聞えてきました。
カメラを向けている方を見てみると、本当に見たこともないような赤いイトトンボがいます。
近くを歩いていらした方が、「アジアイトトンボの未成熟ですね」とのこと、さすがに昆虫をよく知っている方は違います。
家に帰って調べてみたら、赤いイトトンボというのはいるのですが、全身が赤いのでちょっと違うようです。「アジアイトトンボー未成熟」で正解でした。

アジアイトトンボ
2.4~3.4cmほどで見るからに小さい!


アジアイトトンボ
虫を捕まえています


アジアイトトンボ
そして抑え込みに入りました


アジアイトトンボ
これは家の庭に来た成熟したアジアイトトンボ
でも小さな小さなイトトンボです


トンボの天国かしらと思う位ここではいろんなトンボを今まで見てきました。
昆虫も知らない未知のものが多くて何を見ても新鮮だなと思うことが数多くありました。

動物も植物も一つ一つの谷戸で違っていて、それが現実に観察できるというのはとてもありがたいことです。
それもそうですが、植物や昆虫たちが住める環境を守ってくれている人たちに感謝です。

明日のブログの更新はお休みです。







昨日のタツナミソウを撮ったついでにやはり昨年見つけたハタザオを見に行ってみました。
まだ咲き始めでしたが途中で分枝しているようだったのでヤマハタザオのようですね。
ハタザオなら、絶滅危惧種だし珍しいと思ったのですが・・・
しかし、ヤマハタザオも見たことが無かったので、それはそれで見つけたらうれしいものですね・・・

ヤマハタザオ
ヤマハタザオ(山旗竿)
アブラナ科ヤマハタザオ属


ヤマハタザオ
花はアブラナ科そのものですね


しばらく歩くと堤防ではお馴染みの黄色いミヤコグサが咲いています。
ヒゲナガ付きですね(^^)/

s-IMG_0485ミヤコグサ
オスですね


このヒゲナガたちが何頭もフラフラ飛んでいる姿を初めて見た時は何ともかわいいなぁって思いました。
どうしてあんなに長いひげが必要なんでしょうか?
どういう飛び方をするのかよく観察して動画でも撮ってみたいのですが、なかなか難しそうです。

ところで、蝶の数え方は「頭」ですが、蛾はどう数えるのか調べてみました。
同じように「頭」と数えるのだそうで、鳥と魚以外の動物は正式には1頭、2頭と「頭」を用いて数えるのだそうです。
頭数とか言いますし、英語でも one head two head と数えたりしますから、数える場合はそういうものなのかも。






前回がコバノタツナミだったので、そうそうタツナミソウも見に行かなくちゃと、昨年の場所に行ってみました。
少し早かったのか少なめでしたが、今年も咲いていました。
コバノタツナミに比べると葉の大きさが明らかに違いますし、草丈がこちらは20cmはあると思います。
花色はタツナミソウの方が青味が強いように思いましたが、咲き始めという事でそう見えるのかも・・・

タツナミソウ
まだ咲き始め、ニガナに囲まれてやっと見えています


タツナミソウ
タツナミソウ(立浪草)
シソ科タツナミソウ属


タツナミソウ
ちょっと強面になってしまいましたが
花序は長く下唇の模様がハッキリしています


タツナミソウ
下から順に咲いていくのでまだこれからですね


昨年は5月7日に撮影していたのですが、タツナミソウ(←click here)はもう終わりかけて実が出来始めていました。
今年はまだ咲き始めで、前年度とずいぶん開花状況が違っているのは気温の差がかなり激しいという事なのでしょうね。
低い山や丘陵などの草原や林縁の比較的日当たりの良い場所に自生しています。
そんなに見かけたことはないのですが、咲いているところには咲いているものですね・・・





5月の連休もさほど暑さに困るような日はなく、これが例年通りなのかどうかわからなくなりました。
花の生育状況は少し遅れ気味なのかしらと思っていたら、早いのも遅いのもありますね。
でも全体を見たら昨年より遅いものが多いようです。

これは昨年見つけたコバノタツナミソウです。
まだ咲き始めのようですが、車も通る道のほとり、こんな所にも生えるのかしらというような場所です。

他のタツナミソウの仲間と比べると小さくてビロードのような手触りの葉っぱが特徴です。
花も小さ目でしょうか。

コバノタツナミ
コバノタツナミ(小葉の立浪)
別名:ビロードタツナミ
シソ科タツナミソウ属


コバノタツナミ
タツナミソウの仲間はよく似ていますが、3裂した下唇の部分の模様や花の付き方が違います


コバノタツナミ
本当に浪(波)が立っているように見えます


昨年に比べると増えたような気がしますが、ここら辺りはよく通る場所ですし、どうして今まで誰も気が付かなかったのか、不思議です。
ただ、園芸種として出回っているようなのでこぼれ種で増えたという事も考えられますから逸出かもしれませんね。
そんなものが増えてきているような気がします。

そういえば、尾根道のエイザンスミレがほとんど持ち去られたという事です。
かなりの株数あったと思うので、業者の仕業かという話も出ましたが、種で育てればいくらでも増える植物をわざわざ大量に盗掘するかなという疑問が残ります。

これはどちらも問題ですね・・・

明日のブログはお休みです。








田んぼのほとりには沢山の白い小さな花が咲いていて、まるで小さなカスミソウです。
ノミノフスマは湿気の多いところが好きなので咲く場所は限られています。
1cm足らずの小さな花です。

ノミノフスマ
ノミノフスマ(蚤の衾)
ナデシコ科ハコベ属


ノミノフスマ
途中で枝分かれしています


ノミノフスマ
花弁は萼片より少し長く5枚で深裂します
ちょうど花粉を出していますね


ノミノフスマという名前はとても面白いと思いますが、フスマ(衾)というのは夜具のことで小さな緑の葉っぱをノミの布団に見立てたというのが名前の謂れだそうです。

野の花は小さいものが多く、このノミノフスマもそんな小さな花ですが、何とも可憐な花です。
このノミノフスマを大事そうに手に持たれた方に「これは何という花ですか?」と聞かれたことがあります。
名前を言わない方が良かったかもしれませんね。








そういえばここも見ておかなくてはと、思いたって近くの谷戸に行ってみました。
2013年にこのノニガナを教えてもらって、その後2015年にこの谷戸にもあることを知りきました。
しばらくご無沙汰していたので4年ぶりでしょうか。
咲いてはいたのですが、見つけられたのは数個体だけでした。
今年の不安定な開花状況を見たらもう少し後でも数多く見られるでしょうか?

キク科の葉っぱにしては細くとがって矢じり型、茎を抱いているというのは珍しいですね。

ノニガナ
ノニガナ(野苦菜)
キク目キク科


ノニガナ
花はキク科のニガナにそっくりです


ノニガナ
7mmほどの小さな花です


これも東京都では絶滅危惧種Ⅱ類、埼玉県では準絶滅危惧種で、神奈川県では絶滅になっています。

こういうごく見た目は普通の草花が少しずつ見られなくなっている原因は何でしょうね。
私にはよく分かりませんが、草刈りも一つの原因なのかしらと思う事があります。草取りをしているとどれが絶滅危惧種かなんてわかりませんもの。
逆にきれいな花が咲いていたら、そのままにして抜かないですものね。






昨年見つけた白いフジの花ですが、成長したのか気候のせいか沢山の花を見ることが出来ました。
丘陵で見ることが出来たのはここだけです。

以前は奥多摩で見たことがあるのですが、同じように花穂が短く、ちょっと気になっていたのですが・・・
そういえば、ヤマフジは花穂が短くてノダフジは長かったっけ、つるの巻き方をよく見たら、この白いフジは左巻きですね。
という事はこれはヤマフジの白花なのでしょうか。
すぐ隣には藤色のノダフジも咲いていました。

シロフジ
ヤマフジ(山藤)
マメ科フジ属


シロフジ
いいなぁ~このフジの花


シロフジ
ヤマフジ、ノダフジの両方見ることが出来ます


ヤマフジ
白いフジは左巻き


ノダフジ
ノダフジは右巻き


ヤマフジは西の方のイメージで、こちらにはノダフジしかないと思っていましたが、これはどうなのでしょう・・・
実際に奥多摩の山でも見ていますから、ここにあっても不思議はないかもしれません・・・
いずれにせよ、白色のヤマフジがここにあるのは珍しいことだと思います。

右巻き左巻きについてもネットで見ると紛らわしいことが多くて困りました。





ここに咲いていることを教えてもらってからこの時期には見に行くのですが、最近は少なくなりましたね。
以前は田んぼの中にも数えきれないくらい咲いていたのですが、今年は畔に少し咲いているぐらいでした。

よく似た名前のオニタビラコは高さも30~50cmくらいで、頭花もたくさん花茎の上に付きます。世を闊歩しているかのごとく道端や植え込みの中など環境お構いなしです。
一方、このコオニタビラコは田んぼの畔のような環境を好むようです。

コオニタビラコ
コオニタビラコ(小鬼田平子)
キク科ヤブタビラコ属


コオニタビラコはヤブタビラコ科で冠毛がありませんが、オニタビラコはオニタビラコ科で果実には冠毛が付きます。

コオニタビラコ
高さも5cm位で可愛いけれど地味な花です


コオニタビラコ
蝶結びにしたような舌状花6~9枚
同じ科のよく似たヤブタビラコは舌状花が15~20枚


丘陵の周りには田んぼが少ないせいもあって当地でコオニタビラコを見かけることは少ないです。
これを撮影したのは北側ですが、東京都などでも見かけることが少なくなっているのではないでしょうか。

連休もあと今日を含めて3日、遠出はしないで地元をウロウロしています。
人の出入りも多く何となく落ち着かない日々を過ごしています。






久しぶりに気になっている花を見に行きました。
4年前にもう咲き終わりに近い花を見つけて、春に咲くキク科の植物?
一年経ってもう一度見に行ってみました。
この時は結局、ミヤマヨメナという結論に至ったのですが、植栽で白花のミヤコワスレという事も考えられるので確証はありません。
たまに人が歩くくらいでさほどメジャーな場所ではありませんが、明るい林の中で以前と同じくらい咲いていました。

ミヤマヨメナ
ミヤマヨメナ(深山嫁菜)
シオン属のキク科


ミヤマヨメナ
林縁に咲いています


ミヤマヨメナ
総苞と茎には細かい毛があり、冠毛はないです


ミヤマヨメナ
根生葉↑click here


・根生葉には翼のある長い柄があります。
・茎葉は互生していて柄はなく、長さ3.5〜6cmの長楕円形で両面に毛があり、大きな鋸歯もあります。
・頭花は直径3〜4cm、舌状花は白色で、管状花は黄色です。
・生育範囲は本州〜九州の山地の渓谷沿いや落葉樹林下です。

一応ミヤマヨメナの条件は満たしています。
ミヤコワスレ(家にある)の茎に毛は無いので、本種がミヤマヨメナの可能性はあるかもしれません。





丘陵では唯一咲いていたイカリソウが斜面から消えてしまって、もうずいぶん経ちました。
復活したと聞いて行ってみました。
最後に見たのが2012年、今年は嬉しいことに咲いていました♪
環境省での指定はありませんが、埼玉県では準絶滅危惧種、東京都では絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
もう実が出来ていますね。

イカリソウ
イカリソウ(碇草、錨草)
メギ科 イカリソウ属


イカリソウ
4枚の花弁の先に距を突出し中に蜜をためます
実もでき、左端の葉には鋸歯が見えていますね


イカリソウ
花が船の錨のような形に見えるのでイカリソウ


ここに通いだして何年後だったか、イカリソウを初めて見つけた時は嬉しかったですね。
この丘陵にはこんな花も咲いているんだと・・・引っ越してきて良かったなと思いました。
以前から住んでいらした方によるとかつてはたくさん生えていたのですが、盗掘ですっかり姿を消してしまったという話です。

連休も後半に入りましたね、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。





いつもの年とはまた違った雰囲気の連休5日目です。
そうです、やはり元号が変わるというのは一つの節目としては大きいのだと思います。
気持ちを改めて新しい時代が始まるのですから、お祝いの意味を込めたいと・・・
令和最初のブログはキンランです。

キンラン
キンラン(金蘭)
ラン科 キンラン属


キンラン
やはり美しいですね


キンラン
咲き始めです


少し前に撮ったものですけれど、金色に輝くキンランはやはり野生のランの中でも最上級の風格がありますね。
特定の樹木の共生菌から栄養をもらうキンランは環境が変わると生きられません。
最近は丘陵に来られる方は持ち帰っても育たないという事を知っていらして見て楽しまれる方が多いようでうれしいです。
大事に見守って里山の自然を皆で楽しみたいと思っています。







sage55

Author:sage55
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